ずっと使っていた黒い長財布を、ある日スパッと手放しました。
分厚くて重くて、ポケットからははみ出して、小銭やレシート、カードでいつもパンパンの長財布。
「こういうものか…」とあきらめていました。
でも、職場の先輩がカッコよく使っていたマネークリップを見た瞬間、気づいたんです。
「あ、これだ!」って。
それから約20年。僕はずっとマネークリップを使い続けています。
この出来事をきっかけに、持ち物のほか、お金や暮らしなどが少しづつ“整い”いはじめました。
今回は、こんな僕の財布の変化をきっかけに始まった「整える暮らし」についてお話します。
かつては“なんでも財布に入れる”派だった
かつての僕は、いわゆる“なんでも財布に入れる”派でした。
黒い革の長財布に、クレジットカード、キャッシュカード、ポイントカード、レシート、おみくじ、小銭まで——とにかく全部詰め込んでいましたね。
その財布があればとりあえず安心。
当時はキャッシュレス化も進んでいなかったですし、普通なことだと思っていました。
ですが…正直扱いづらかった。圧倒的な”存在感”でした(笑)。
パンパンに膨らんだ財布は重くて、ポケットからははみ出すし、落としそうになることもある。
スーツも形崩れしてカッコ悪いし、スマートさとはほど遠い見た目でしたね。
また、レシートやポイントカードなどが溜まっていくのも、ストレスでした。
そんな不便さを感じながら、「まぁ、財布ってそういうものだよな…」と、どこかであきらめてましたね。
「あ、これだ!」マネークリップとの出会い
そんな僕の意識をガラッと変えてくれたのが、職場の先輩でした。
ある日、その先輩がレジ前でサッと取り出したのが、薄くて洗練されたマネークリップ。
その立ち居振る舞いに、「うわ、かっこいい……」と思わず目が止まりました。
「あ、これだ!」と。
目からウロコの瞬間でした。
そこですぐにマネークリップについて調べはじめました。
実際にはいろんな種類があって、本当に“クリップだけ”のものから、カードが数枚入るケース付きのものまで、かなり幅広い。
僕の場合、カード収納は必要だったので、カード数枚+お札が収納できるタイプを選びました。
そうすると、小銭も問題になりますね。
手放すわけにはいかないので、小さな小銭入れを別に持つスタイルに。
「マネークリップと2つ持ちって面倒かな…?」と少し迷いましたが、やってみたらすぐに慣れましたね。
以来、ずっと愛用しているのが、CYPRIS(キプリス)という日本ブランドのマネークリップです。
(今使っているのは、3代目くらいだと思います。)
薄くて高品質、使い勝手の良さがお気に入りです。
ちなみに小銭入れも、同じCYPRIS(キプリス)を使っていますよ。
気になった方は、下記リンクからぜひチェックしてみてください。
マネークリップに変えて、意識も変わった
マネークリップを使いはじめて、まず感じたのは、お尻が軽い(笑)。
僕はいつもお尻のポケットに財布を入れてましたが、マネークリップに変えたら全然違いました。
スーツの型崩れもほとんどありません。
そして気づいたのは、財布の存在感がほとんど気にならなくなったことです。
以前は「財布持ってます感」がありありでした。
でも今は、ただ“そこにある”だけ。良い意味で意識から消える存在になりました。
少しだけ不便なこともありました。
小銭入れが別になり、財布が“2つ持ち”になったことで、面倒に感じたこともちょっとありました。
小銭入れはコンパクトなので、うっかり無くしてしまったことも一度だけ……汗
(今現在は、キャッシュレスが進んでいるため、小銭自体を扱う機会がごく稀で、不便さはほとんど感じませんね)
でも、それ以上に感じたのは、財布のコンパクト化で自分の意識や行動が変わっていったということ。
容量が限られるので、クレジットカードやキャッシュカードは、本当に必要な1枚だけを入れるように。
またポイントカードもほぼ処分して、一切作らなくなりました。
レシートも極力受け取らず、もらってもすぐに捨てる。
“入らないから、持たない”と思い切って割り切ることができました。
気づけば、暮らしもお金も整いはじめていた
マネークリップに変えて、気づいたこと。それは、
余計なものを持たないって、心地いい…
その感覚が、徐々に他のことにも影響していったんです。
例えば、家の中にある「必要のないモノ」に目を向けるようになりました。
着ていない服、使っていない家電や雑貨、捨てることが面倒で放置していた粗大ゴミ、などなど。
徐々に手放していきました。
それから、ほとんど使っていなかったクレジットカードや銀行口座も解約に。
そこでこんなことがありました。
家の片付け中、新社会人の頃に作った通帳を発見、早速銀行に出向いて解約手続きをしたところ、なんと3万円の“埋蔵金”を発見!
すっかりその存在を忘れていたので、超ラッキーでした。
振り返れば、僕は子どもの頃から整理整頓が得意な方で、自分の部屋を片付けたり模様替えしたりするのが好きでした。
でも、いつの間にか忙しさにかまけて、そうした自分の感性をどこかに置き忘れていたように思います。
長財布を手放し、マネークリップに変えたあのときから、忘れていたこの“整える感覚”を取り戻すことができました。
そんなふうに感じています。
おわりに|マネークリップは、整える暮らしの原点だった
マネークリップに変えたことで、僕の暮らしは少しずつ、でも確実に変化していきました。
財布が軽くなって、気持ちも軽くなる。
必要なものだけを持つようになって、余計なことに気を取られなくなる。
そんな小さな変化が、お金やモノとの向き合い方にも波及していったのです。
マネークリップは、整える暮らしの原点でした。
みなさんの財布、一度見直してみてはいかがでしょうか。
余計なものを持たない心地よさ、小さなストレスからの解放。
感じることができるかもしれません。
モノを整えると、暮らしが整う。
そして、自分自身も整っていく…
そんなことを、僕はマネークリップから学びました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。