天然石けんの洗濯ってむずかしい?わが家の“ベストなやり方”まとめました!

心を整える

天然石けんの洗濯って、ちょっとハードルが高いですよね。

わが家では、長年石けんを使った洗濯を続けています。

手軽な化学合成洗剤に比べて、どうしても手間がかかります。

溶けにくい、石けんカスが出る、事前に溶かすのがめんどくさい……などなど。

躊躇されている方、試してみたけど断念した方も多いのではないでしょうか。

ここでは、工夫を重ねてたどり着いた、“ラクに続けるための工夫”と“今の最適解”を、ご紹介したいと思います。

石けん洗濯に興味がある方の参考になれば、うれしいです。


わが家が石けん洗濯を選んだ理由

天然石けんを使った洗濯を始めたきっかけは、妻と息子の肌が敏感だったことにあります。

以前は、「肌に優しそうな合成洗剤」を選んで使っていた時期もありました。

息子がまだ幼かったころに、思い切って石けんに切り替えます。

気にはなってたけど、“面倒そうで難しそう”ということで先送りしてました。

手間がかかってもいい。まずはやってみようーー

ようやく踏み切れました。

(ちなみに、洗濯は平日が妻、休日は僕が担当しています)

洗濯に限らず、わが家では食器洗いやお風呂、トイレ、洗面所などに石けんや重曹、クエン酸といったナチュラルなものを使っています。

妻自身が環境への関心を持っていたこともあり、ごく自然な流れでした。

もちろん、単に石けんに切り替えればすむ話ではない……

試行錯誤を経て、ようやく今のやり方にたどりつきました。


石けんで洗濯をする際に直面する困りごと

石けんで洗濯を始めるにあたり、ネットや動画などでやり方を調べてみました。

先輩たちのさまざまな苦労や工夫が、とても参考になりました。

それらも踏まえ、わが家でも直面してた困りごとを挙げてみます。

① 石けん(粉)が溶け残る
溶けにくいので、しっかり溶かす必要があります。
洗濯後に“だま”が残ることもあります。
一般的には、事前に溶かしておくひと手間が必要です。

② 粉が飛ぶ
スプーンですくって洗濯機に入れる際に、粉が舞います。
場合によっては……むせます(笑)。

③ 石けんカスが残る
白い粉状のカスが衣類に残ることがあります。特に黒い服には大敵。
石けんの量を適正にし、多めの水でしっかりすすぐ必要があります。

④ たくさんの水を使う
石けんを溶かしきる、石けんカスを防ぐためには、
洗濯物の量に対して多めの水が必要になります。

⑤ 洗濯時間が長くなる
ためすすぎで2回以上必要。合成洗剤の時短コースに比べ時間がかかります。
また、1回の洗濯物の量が少なめになる分、洗濯回数が増えることもあります。

ちょっとへこみますね(笑)。

実際④と⑤については、石けんを使う以上、妥協するしかありません……

節水が絶対というご家庭には、ちょっと難しいかもです。

一方で、①〜③については工夫で対処できます!

次の章でくわしくご紹介しますね。


わが家の工夫と今の最適解について

試行錯誤の末に見つけた、わが家の最適解。

“石けん洗濯をラクに続けるための工夫”をご紹介します。

ポイント①:石けんは、パルシステムの「やっぱり石けん!洗濯用粉石けん」

いろいろ試してみましたが、ほぼこれ一択です。

まず、しっかり溶ける。

他の商品は、基本的に洗濯の前に洗濯機の低水量で一度溶かしておく手間が必要です。

「やっぱり石けん!洗濯用粉石けん」は、事前に溶かす必要なし。

お湯も不要、水でOK!

おそらく唯一の商品です。

洗濯ものと一緒に入れても、溶け残りはありません。

(注:液体の石けんもありますが、粉せっけんと比べ大量に必要となります。
洗濯機で洗う場合、コスト的にも現実的ではないので対象にしていません)

次に、粉がまったく飛ばない。

粉が飛ばない加工がしてあり、これは本当にありがたい。むせません。

価格は1kg入りで700円強。すこし高めですね。

この石けんを入手するのには、ちょっとだけ条件があります。

生協の宅配【パルシステム】の会員向けであること、首都圏中心に1都11県のみで展開していることです。

すごくいい商品なので、全国展開してほしいですね。
(エリア外の方、ごめんなさい🙇)

※「やっぱり石けん!洗濯用粉石けん」の概要はこちら👇です。

やっぱり石けん!洗濯用粉石けん | 生協(コープ/COOP)の宅配パルシステム
使いやすさを追求し、組合員の協力のもとリニューアル。石けんには液体や固形のものもありますが、粉石けんの特徴は洗浄力の高さとその使いやすさ。水で薄めていないので少量でも充分な洗浄力を発揮することができ、液体タイプよりもパフォーマンス力は上。パ...

※「パルシステム」の概要はこちら👇です。

ポイント②:柔軟剤として、クエン酸を自動投入

石けんカスの防止には、クエン酸も有効です。

アルカリ性の残留石けん成分を中和してくれます。

100円ショップで買ったものを一袋(100g程度と思います)、1ℓのポットに溶かす。

洗濯機の柔軟剤タンクに貯めておき、自動投入させています。

クエン酸は衣類等をふんわりさせる効果もあるようですね。

余談ですが、クエン酸を使っていると、洗濯槽に「わかめ」が発生しませんよ。

中和の効果のようです。

ポイント③:洗濯機は、「AQUA 」の14kgタイプ

現在の洗濯機は5年前に購入したものです。

当時販売していた家庭向けの縦型で、一番大きい(=14kg)サイズです。

石けんカス対策のため、とにかく水量(最大96ℓ)を重視。

あとは、柔軟剤の自動投入機能があること。

搬入の業者さんには「この洗濯機、でかいね!」と驚かれました。

4人家族用には見えなかったようです(笑)

たっぷりの水ですすぎができます。

※最新の機種はこちら👇です。

ポイント④:わが家のリアルな洗濯手順

洗濯1回分の最大量を例に、極力手間を省いたリアルな洗濯の手順をお伝えします。

事前に石けんを溶かす手間を省き、3ステップに集約しました。

(各ご家庭の洗濯機の容量に合わせて、調整いただければと思います)

① 石けんを投入
洗剤スプーン2杯分を、洗濯物を入れる前に投入します。
パルセーターが効率的に石けんを溶かしてくれます。

② 洗濯物を投入
洗濯かごに軽く2杯分を上限に、投入します。
ふわっと入れて洗濯槽のおよそ7割くらいの高さになります。普通よりおそらく少めですね。
これ以上つめこむと、すすぎが弱くなって石けんカスが出ます。

③ 洗濯機を設定&スタート
「念入り」モード、水量「最大の96ℓ」、洗濯「7分」、すすぎ「2回」、脱水「5分」としてスタート。
ためすすぎを2回行うためには、「念入り」モードがマストでした。
この設定をメモリできないのがちょっと残念。毎回設定しています。
クエン酸はすすぎの2回目に自動投入されます。これは便利。

あとは洗い上がりを待つだけ。1時間強ですね。

頑張ってここまで絞りました

石けん洗濯の方法としては、かなり極められたかなと思います。


天然の石けんで心地よい暮らしを

わが家の石けん洗濯のやり方、いかがでしたでしょうか。

合成洗剤にかなわない部分はあります。

が、かなり近いところまでできました。

時間や手間、コストとの兼ね合いになりますが、ちょっと試してみてはいかがでしょう。

石けんは、体にも環境にもとても優しいものです。

タオルや衣類の仕上がりも、とても自然で気持ちがいい。

ちょっとした暮らしの“心地よさ”につながっていると思います。

今回、石けん洗濯について、わが家なりの最適解をご紹介しました。

もっと良いやり方が見つかったら、また発信したいと思います。

みなさんの暮らしが、少しでも心地よいものになりますように。

やっぱり石けん!洗濯用粉石けん | 生協(コープ/COOP)の宅配パルシステム
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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