〜ぎゅうぎゅう詰めの取扱説明書たちと向き合った話〜
取扱説明書って、気づけばすごい数になっていませんか?
新しいものを買ったとき、「いらないかな」と思いつつ、結局そのまま収納行き。
保証書が付いていたり、付属品もあったり、「いつか見るかも」と思ってしまう…。
わが家では、そんな“蓄積”が18年分。
壁面収納の棚の一角を、ぎゅうぎゅうに占拠していました。
ずっと気になりながら、見て見ぬふりをしてきた取扱説明書たち。
そんなモヤモヤに、ようやく手をつけたときの記録です。
見えないけど、ずっと気になっていた場所
わが家の壁面収納の一角に、ずっと気になってた“ゾーン”がありました。
縦40センチ、横40センチほどの収納棚。
そこに取扱説明書や保証書、レシート、付属パーツなどが、ぎゅうぎゅうに詰め込まれてました。
何か製品を買ったときに「一応取っておくかな…」と思って、すき間にグイッと差し込む。
それを18年間、繰り返してきた結果が、そこにはありました。
入っているのは、電化製品のもののほか、家具、自転車、時計、おもちゃ、雑貨などなど。
書類のサイズや形もバラバラ。
手のひらサイズのものから分厚い冊子まで、本当にさまざまです。
保管の仕方も統一感はなくて、ビニール袋に入ったままのもの、クリアケースに挟んだもの、裸で放り込んだものまで混在。
「取説ファイル」的なものは使ってなくて、とにかく“差し込んでおわり”です。
ちなみに整理は、これまで一度もしていませんでした。
いっぱいになってる棚を前に、「あ〜、いつかやんなきゃな〜」と思うこともありましたが、扉を閉じれば見えなくなるので、見なかったことに(笑)。
ずっと、「気になってたけど、後回し」になっていた場所です。
「もう無理」と思った日
片づけを決意したのは、今年の春。
中学生になった息子の部屋を準備するために、ベッドや本棚、ワードローブを新調したのがきっかけでした。
新しい家具が届いて、また取扱説明書が増える。
あの“取説でぎゅうぎゅうの棚”が、頭に浮かびました。
「……もう入らないよな」
「ていうか、さすがにこれ以上入れらたあかんやろ」
そう思った瞬間、やっと諦めがついたというか、ようやく腹を括れました。
ず〜っと気にはなってたんです。
「いらない取説、たぶんいっぱいあるよな」って。
”すでに存在してない製品”だけでも結構ありましたからね。
今回は、迷いはなかったです。
むしろ、「ようやくこの時がきたか!」という感覚です。
そんなわけで、18年分の紙モノと向き合う“整理タイム”がスタートしたのでした。
取扱説明書100枚と向き合った
いざ、整理開始。
まずは床に全部ぶちまけました。
(僕がモノの整理をするときは、いつもこうしています)
棚から取り出したその量は、軽く100枚以上ありましたね。
仕分けのルールは、至ってシンプル。
「要らないものは全部捨てる(…ってあたり前か笑)」。
- すでに処分した製品の取扱説明書
- 保証書関係(期限切れかどうかは関係なし、一度も役に立ったことないし)
- 重複していた取扱説明書(エアコンは、同じものが3冊もありました笑)
- 「これはもう一生使わない」と思える付属品
- もはや用途不明な予備のパーツ、ケーブル、ビス、など
こんな感じで、どんどん除外していきました。
現役で使っている製品の取扱説明書を捨てないこと、だけは気をつけました。
作業時間は、約1時間。
「ちょっと手こずるかな?」と思っていましたが、やってみたらあっさり終わっちゃいましたね。
スッキリ…だけど、まだ道半ば
整理を終えてみると、その量はざっくり半分以下に。
収納棚にも余裕ができて、見た目もスッキリしました。
収納は最終的にこんな感じ:
- 取扱説明書は基本、サイズ順に立てて並べる
- 小さな紙類はクリアファイルにまとめる
- それらを、無印良品の「スチロール仕切りスタンド」でセッティング
(実際にこれ👇を使っています。超便利です。下記リンクからチェックしてみてください)
いわゆる「取説ファイル」などの専用グッズは使いませんでした。
“整理のための整理”になりそうだったので、家にあった愛用品を活用。
ただ、今回はちょっと妥協したんです。
収納棚は少し空いたけど、“棚を丸ごと占拠”してるのには変わりはない。
僕自身、取扱説明書は全部捨ててもいい、って実は思ってます。
Webで検索すればだいたい載ってますからね。
でもここは、家族が見たい、ということもあるので、現実的なところで落ち着かせました。
とはいえ“第一歩”としては十分です。
「整える暮らし」は自分のペースでやっていけばいい。
これからも無理せず、ちょっとずつ整えていきたいなと思っています。
おわりに|取扱説明書との付き合い方、模索中
やってみると、思っていたよりあっさり終わりました。
床に全部出して、必要なものを選ぶだけ。
それだけなんですけど、ずいぶんと放置しちゃいましたね。
それから、「こんなにたくさん要らないもの、たまってたんだ…」ということ。
ちょっとびっくりでした。
何も考えずに入れていたら、そりゃそうなりますよね。
ものを買った時が勝負なのかもしれません。
とはいえ、「全部なくせるか?」というと、今はちょっと難しい。
ネット上にほとんどの取扱説明書があるとわかってても、やっぱり紙だと安心だったり、家族はまだ紙を見てたりするし。
そんなわけで、今回は“完成形”ではありません。
でも、ずっと気になっていた場所に手をつけられたという意味で、じゅうぶん満足しています。
整える暮らしは、無理しちゃいけない。
少しずつ、自分のペースで、整えていけばいい。
そんなことをあらためて思った出来事でした。
みなさんは、取扱説明書、どうされていますか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました。