出会いは20代、一冊の黄色い本でした
20代の頃、書店で一冊の本が目に留まりました。「佐藤雅彦全仕事」。バザールでござーるが表紙に描かれた黄色い本です。
昔からCMに興味があって、記憶に残るCMが多い時代でした。手に取って読んでみると、知っているCMがずらずらと出てくる。バザールでござーる、モルツ、ポリンキー、ドンタコス、スコーン、ピコー、カローラII……。これらを全部作った人がいるんだと、そこでご本人に興味を持ちました。
その後も何冊か本を買いました。「経済ってそういうことだったのか会議」「毎月新聞」「プチ哲学」など。2000年頃のことです。
子どもが生まれて、再びブームに
結婚して子どもが生まれ、再び佐藤雅彦さんで盛り上がることに。
娘の絵本を探していた時、佐藤雅彦著の「もぐらバス」を発見、迷わず購入。娘も喜んで読んでいました。それからEテレのピタゴラスイッチ。娘が見ていたのを息子も一緒に見るようになり、本もDVDも買いました。他には考えるカラス、0655、2355などです。録画して何度も見ていましたね。息子は今でも見ているようです。
昔買った本を、娘にあげました
娘が中学生になった頃、昔買った佐藤雅彦さんの本をあげることに。なんとな〜く気に入りそうだったからという親の直感です。案の定、娘もすごく興味を持ったようで、その後は一緒に本を探すようにもなりました。
僕が20代で出会ったものが、娘にも響きました。
子どもたちと一緒に展示会へ
昨年、横浜美術館で「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」が開催されました。見つけたのは娘です。早速娘と息子の3人で予約し行ってきました。
会場はとても賑わっていました。ピタゴラスイッチをリアルタイムで見ているであろうちびっ子から、バザールでござーるが懐かしい昭和世代まで、幅広い世代の人たちが来ていました。
特に印象に残ったのは、懐かしいモルツのCM制作の話です。音やリズムを駆使して視聴者の注意を惹きつける手法が紹介されていました。考え抜いて作られたからこそ、記憶に残るのだなと。
佐藤雅彦さんの作品を満喫しました
会場を出たあとも、佐藤雅彦さんの超越した凄さにしみじみと浸りました。そして何より、子どもたちと同じテーマで一緒に楽しめたのがよかったです。
一冊の本を手に取ったあの日から30年。今では家族のお気に入りです。
